わんちゃんのお手入れ、お家でするならココをおさえよう

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愛犬のトリミングを自宅で行うコツ

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わんちゃんのお手入れ、どうしていますか?トリミングにまかせっきり、という人もいれば、できることだけはしてあげている、という人もいることでしょう。

 

ブラッシングは簡単にできるから、たまにしてあげるけれど、シャンプーや爪切りは怪我をさせてしまいそうで…という悩みを持った飼い主さんは多くいるようです。

 

今回は、自宅でしてあげられる範囲の簡単なお手入れのコツをご紹介します。


シャンプーなんて自宅でできるの?

シャンプーは、自宅でするのは難しそう、というイメージを持っているかもしれません。

 

自宅でのシャンプーのポイントは、「何事も手早く行い終える!」ということです!

 

ちなみに、わんちゃんは人間のように毎日シャンプーをする必要はありません。頻度としては、1カ月に1回を目安にするといいでしょう。もちろん夏場など汗をかきやすい時期は配慮して回数を増やしてあげることも可能です。

 

シャンプーをする、と決めたら、その日のうちのいつから行うかも重要なポイントです。

 

というのも、食後のシャンプーはわんちゃんの体には負担が大きいのです。食べたものを嘔吐してしまうこともありますので、食後は避け、比較的気温の高い時間帯に行ってあげるのがベストです。

 

シャンプーの仕方についてですが、ポイントは3つです。

 

@シャワーをかけるときは、わんちゃんの顔より下へ、顔は、湯をタオルに浸して擦ってあげるなどしましょう。わんちゃんは人間のように水が目に入らないように目をとじたり、鼻に入らないように呼吸を止めたりしませんし、かといって人間の子供の用にシャンプーハットをおとなしくかぶっていることもできません。
顔周りの汚れは、濡れタオルでしっかり擦ってあげるだけでも十分です。

 

Aシャンプーはそのまま使わず、風呂桶などに2プッシュしたら、シャワーの湯をかけて泡立て、その泡を使ってわんちゃんを洗いましょう。
人間のように液体状のものを被毛にかけて擦ってあわだてるのではなく、泡を作って優しく洗います。

 

B肛門絞りは、シャンプーを洗い流す前に気を付けて行いましょう。わんちゃんによっては、排便時に肛門腺の中の分泌物である液を一緒に出してしまえる子もいますので、その必要性がどのわんちゃんにも生じるわけではありません。排便時に出せない子でも、お尻歩きをしてお尻をひこずった際に自分で抜いてしまえる子もいます。

 

肛門絞りの方法ですが、肛門の穴の左右を少し奥へ押すように、親指と人差し指でぐっと押し込んでから、物をつかむようにぎゅ、っとその指を寄せ、つかんだものを肛門の中で上へ押し挙げるイメージで絞るのがコツになります。

 

シャンプーを洗い流す前に行う理由ですが、この液がかなりの悪臭を放ちます。シャンプーを洗い流した後にやってしまうと、わんちゃんをもう一度洗う必要が生じてしまいます。

 

しぼり方によっては、うまく絞れない、ということもあるかと思いますが、本当に溜まっている子は少しの刺激で液が出てきます。うまく出せないのではなく、液自体がたまっていのかもしれませんので、その時は動物病院の検診時や、ちょっと一緒にペットショップにいった時などに相談すれば、単品で500円ほどで肛門絞りを行ってくれますよ。

怪我をさせない愛犬の爪切りの極意

爪切りは、苦手なわんちゃんも多いので、わんちゃんが激しく動いて嫌がることで怪我をさせてしまう危険もあります。家で行うことが難しければ無理をせず、単品メニューとしてトリミングや動物病院で行ってもらうことも大切です。

 

わんちゃんの爪は、長さが長くなるにしたがって、爪の中で神経まで伸びてしまいますので、伸びてきたら小まめに切ってあげることが必要です。特に散歩の少ない室内犬は、地面やアスファルトでやすりにかかって削れていくこともないので、肉球に向かって曲がってくるほど爪が伸びるような状態にならないよう、よく見てあげましょう。

 

爪切りをするときは、足の根元あたりを持って後ろへ軽く曲げ、体ごと腕などで固定して動かないようにし、足先をつかんで切っていきます。人間のように目線の先へ足を伸ばすのではなく、後ろへ曲げる点に注意しましょう。難しいようですが、とにかくわんちゃんが動けなければ安全に切れますので、誰かに抑えてもらうのも手段のひとつです。

 

どこまで切っていいのかですが、ミリ単位で少しずつ少しずつ切っていくと、爪の中の中央の色が変わってくる境があります。それが神経が近いサインですので、そのあたりで切るのをやめるのがよいでしょう。

 

切りすぎてしまいそう、と自宅での爪切りを嫌だなあ、と感じる飼い主さんは多いですが、その点で言えば実はわんちゃんもわかりやすい仕草で爪切りに協力してくれます。爪切りのギロチンが神経に近い所をはさむとわんちゃん自身が気付いて嫌がる仕草を見せてくれるのです。

 

ポイントは、深爪し過ぎないよう、まだ切れるかな、という程度でやめて置いて、残りはやすりをかけて丸めることです。

 

お家で爪切りをすることが難しければ、トリミングでまかせることになりますが、お家でわんちゃんの足や爪や肉球などをしっかり触って、触られることに慣れるよう習慣づけてあげましょう。

 

わんちゃんの爪切りで感じるストレスを減らしてあげられますし、トリマーさんを噛むと、トリミングが頼めなくなる場合もあります。

 

耳掃除は気付いたときに赤ちゃん用綿棒で

耳掃除は、特に垂れ耳のわんちゃんを飼っている方は気になるポイントだと思います。

 

お家で綿棒をつかってお手入れできますが、耳が汚れやすい子はペットショップでイヤーパウダーなどを買って、そうじの後に耳の中に振りかけてあげると、耳の中がじめじめするのを少し緩和してあげることができます。

 

耳掃除を行う頻度は、わんちゃんによって異なってくるでしょう。垂れ耳の子や、耳が汚れやすい子は耳がにおったり、目に見える位置に汚れがありますので、その都度行ってあげる必要があります。またシャンプーをした後は、できる限り耳掃除をやってあげる方がよいでしょう。

 

耳掃除の方法ですが、耳掃除用のイヤークリーナーを綿棒の先に沁みこませ、耳の中を軽く撫でてあげます。良く汚れるのは、耳の凸凹した部分やひだとひだとの間などになりますので、無理に置くまで綿棒を差し込む必要はありません。耳掃除の仕方はわんちゃんに負担のないよう、その子によって工夫してあげることが大切ですが、ひとつだけ気を付けることがあります。

 

耳の中は、強くこすりすぎない、ということです。人間の耳掃除のイメージは、耳垢が耳の中にこびりついている、それをはぎ取る、という物だと思います。

 

しかし、わんちゃんの場合は綿棒の先にイヤークリーナーや水といった液体を付けて行いますし、わんちゃんの耳の中で汚れが出る場合、耳の中はじめじめとしていますので、耳垢もやわらかくどろっとした状態です。

 

特に耳の中に汚れが多いということは、耳の中が炎症を起こしやすい状態であるともいえますので、あまり強くこすってしまうと、赤くなり、わんちゃんが気にして足で掻くことで出血してしまうことにつながることがあります。

ブラッシングは、道具を使いわけて、コミュニケーションの一環で

ブラッシングは家で簡単に行えるお手入れのひとつですよね。

 

ブラッシングの道具には、長毛に適したスリッカーブラシと、短毛に適したラバーブラシがあります。

 

スリッカーブラシは、掃除機の先のような形をしていて、先に何本も針のようなものがでています。長い毛は、ラバーブラシでは抜け毛を絡め取り除くことに適していません。

 

逆に短毛のわんちゃんにスリッカーブラシを使うと、力加減によっては皮膚を傷つけてしまう恐れがあります。毛の長さに応じて使い分けてあげましょう。

 

ブラッシングの頻度は高ければ高いほどいいと言われています。毛がもつれた状態が長く続くと、毛の絡まりが原因で皮膚の病気を起こす恐れもあります。

 

毎日のブラッシングでは、長毛のわんちゃんでもラバーブラシを用いて、コミュニケーションの一環としてマッサージ感覚でブラッシングをしてあげることもよいと言われています。

 

ブラッシング好きなわんちゃんは、人に体を触られるのが好きな子が多いと言われていますので、トリミングでも動物病院でも、触られることに対してのストレスの影響をおさえてあげることにもつながります。

 

なにより、大好きな飼い主さんとの触れ合いはわんちゃんにとって嬉しいものです。愛情をこめて行ってあげましょう。

 

ブラッシングのコツは、ただブラシをかけるのではなく、わんちゃんの体の隅々までしっかり目をやりながら行ってあげることです。

 

実は、わんちゃんのお手入れをしていて、傷や、体の異常に気付く、という例は少なくありません。わんちゃんの体のチェックもかねて、声をかけながら優しく行ってあげましょう。

 

なかなか毛の流れが癖になって戻らない場合は、ドライヤーの風を当てながら、正しい毛の流れに向けてブラシをかけてあげると、癖がとれやすくなります。

 

愛情を込めた日々のお手入れでわんちゃんの心と体のメンテナンスをしてあげましょう。

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