愛犬が突然の嘔吐!犬の嘔吐と原因を紹介します

愛犬が突然の嘔吐!犬の嘔吐と原因を詳しく紹介
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犬の嘔吐と原因

犬,悩み,嘔吐,対処

 子育て同様、家に犬を迎えて間もないころには、色々なことが分からず必死に検索してしまうこともあるでしょう。

 

 特に嘔吐や下痢などが起こると、「犬 嘔吐 原因」などと検索した方も多いのではないでしょうか。嘔吐は、目に見える症状なので、気付いて上げやすい体調不良です。嘔吐の種類を把握しておくとスムーズに対処することができます。

 

 今回は、子犬のころに起こりやすい嘔吐の説明をしていきたいと思います。


嘔吐の種類と原因

 嘔吐には大きく3つに分けて、吐き出し・嘔吐・嚥下困難があります。
「吐き出し」とは、一見嘔吐しているように見えるのですが、吐いたもの(未消化のものが多い)を再度食べ始めるという特徴的な動きがあります。この吐き出しについては、そんなに心配することはないそうです。

 

 嘔吐とは、黄色っぽい酸っぱい臭いのする、消化が始まったものが吐き出されることです。これは犬の体調不良から起こります。

 

 最後に、嚥下困難という、餌をうまく呑み込めずに嘔吐してしまうものがあります。

 

 嘔吐の原因には様々なものがあります。空腹や食べ過ぎ消化不良でもおこりますが、よく病院で言われるのが、「環境の変化によるストレス」ではないでしょうか。
嘔吐で受診した場合には、寄生虫や回虫の検査、そして何らかのウイルスルによる感染(パルボウイルスやカンピロバクターなど)がないかも検査されます。この時に、内臓の重大な病気が見つかることもあります。

嘔吐後の対処法

 もしも愛犬が嘔吐してしまった場合には、その後24時間は絶食するように指示されることが多いです。お腹がすいてかわいそうだと思いますが、喉などに傷がついていたりすることもあるからです。絶食後の食事も少しずつ増やすように指示するお医者さんが多い様に思います。

当時生後2か月だった我が家の愛犬(長女)の例

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 我が家のお姫様は、生後二か月400gのとても小さなかわいい子。この子を、死ぬ気で育てる!!と家に迎え入れたのですが、この子はご飯を全く食べなかったのです。弱々しく歩いてきたかと思うと、3歩ぐらいでパタッととまり、転げて寝ている・・・ご飯対策として、ミルクでふやかす作戦も決行しましたが、ほとんど食べず、食べたとかと思ったら下痢の繰り返しでした。(のちにミルクがアレルゲンだったことが判明。。。ごめんね)

 

赤ちゃんだから?おとなしいから食べないの?本人に聞いてみましたが、答えてくれるわけもなく。そんなこんなで迎えた6日目、大事件が起こりました。

 

 白目をむいて、ひきつけを起こして「ゼェゼェゲェゲェ」苦しそうにしているのです。しばらくするとケロッとしているのですが、初めてのことで恐ろしく、すぐさま病院に連れて行きました。

 

 便の検査をしても何のウイルスも出ず、定番の環境の変化からのストレスでしょうとのこと。またひきつけが起こるかもしれませんが、落ち着いておさまるのを待ってくださいと指示を受けました。ただ、治まらないことがあるので、常に一緒にいてあげてくださいね。といわれ、帰宅。

 

 可愛くて可愛くて仕方がなかった私は、その日からゲージの中に頭だけを突っ込んで(家に来たばかりだったのでゲージからも出せず)毎晩添い寝を続けていました。

 

 毎日、うんちをしたら病院に届けて検査をしてもらう。これの繰り返しでした。嘔吐に下痢にと心配な症状があるものの、なんのウイルスも出ずで10日目、なんとうんちの中からウイルスが検出されたのです。

 

 なんで今まで見つからなかったのかというと、それが卵だったためでした。成虫であれば処方された薬ですぐに駆除でき、腸内環境を整えていけば完治するのですが、卵は厄介なようで、駆除には時間が少しかかりました。
 そして現在13歳ですが、元気もりもりで走り回っています。

 

 次女も、長女同様ウイルスがお腹で悪さをしていましたが、長女の一件があったため、すぐに原因を突き止めることができました。経験をすると、落ち着いて対処できるんですね。


当時生後8か月だった我が家の愛犬(三女)の例

 三女の嘔吐事件は、相当深刻でした。朝からいつも通り元気に過ごしていたのに、夜9時を過ぎたごろから急にえづきはじめ、吐き始めると短時間で12回も嘔吐したのです。夜間の救急病院に連絡し、受診の予約をている間にも、苦しそうに震えながら透明の液体を吐き続けていました。

 

 短時間に大量の水分を吐き出しているので、脱水症状も起こっていたようです。

 

 病院では、血液検査に検便が行われ、いつもと何か違うものを食べてないかとも聞かれましたが、特に悪いものも食べておらず、初めてバナナを食べたことを伝えました。

 

 検査の結果、腸内にカンピロバクターウイルスがいること、バナナもアレルギーがあるかもしれないとのこと。下痢止めなどの薬をもらい、翌日かかりつけの病院を受診するように指示されました。そして、脱水がかなり進んでいたため、点滴をすることになったのです。

 

 犬の点滴!?何時間抱っこ?と疑問だらけだったのですが、助手の方に抱えられ、点滴がスタート。この点滴は、背中にたんこぶのように点滴の液をため込ませ、まるでラクダのような背中になっていました。この水分が脱水のレベルによって体内で調整しながら吸収されていくという事でした。三女は本当にかなりの脱水だったため、翌朝にはすっかりなくなっていました。

 

 翌日の受診で、お薬を調合してもらい無事に完治しましたが、こんなにも深刻な嘔吐事件が起こるとは思っていなかったためとてもショックでした。

 

 そしてこの嘔吐時に震えているのは、吐くのが苦しいからかと思っていましたが、調子が悪い時にも震えがくるんですよと教えていただきました。

 

愛犬が冷えてもいないのに震えているときには、不調の可能性が高いので、その日の行動を振り返ってみてあげてください。

 

 愛犬が元気も食欲もない場合には、いつ頃食事をしどれだけの量を食べたのか、うんちの状態(硬さと色、血便はなかったかなど)やおしっこの回数もメモしておくと、もしもの来院時にとても役に立ちます。

 

空腹すぎて明け方に吐くことなど、軽い症状もありますが、嘔吐は何らかのサインなので注意してみてあげたいですね。

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