アレルギーでも犬を飼える? アレルギーに関する4つのポイント

アレルギーでも犬を飼える? アレルギーに関する4つのポイント
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犬のアレルギーとは?

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アレルギーがあるから、犬は飼えない、と思っている人の中にも、犬をできることなら飼ってみたいと思っている人はいることでしょう。

 

犬のアレルギーには、花粉症の症状にも似ているような、目のかゆみや鼻水から、アトピーにも似た、皮膚炎といった症状も現れることがあります。

 

触れなければアレルギーが起きないということは一概には言えず、一定期間同じ空間にいるだけで、気づかないうちに犬の抜け毛などに接触してしまい症状がでてしまうこともあります。

犬アレルギーは、一般的な食物アレルギーやアトピーとの違いとして、「アレルギーへの距離を工夫次第で縮められる」という点があります。

 

食物アレルギーの中でも、牛乳のアレルギーを例にお話しします。

 

牛乳がアレルゲンとなる人は、牛乳を飲むことのみならず、牛乳を使った加工食品にも全てアレルギー症状を起こしてしまいます。牛乳の摂取量が少なければアレルギーを起こさない、とは安易に考えられず、牛乳を含むものすべてを退けていく必要が生じます。

 

しかし、動物に対してアレルギー症状を起こす人やアトピーを発症する人の全てが、犬に対して発症するわけではありません。

 

犬のアレルギーは同じ「動物アレルギー」というくくりの中でも、猫よりは発症する人が少ないことや、犬種によっては犬であってもアレルギーを起こさないで暮らせる場合があるのです。

 

わかりやすくいえば、犬種Aにはアレルギーが起きても、犬種Bには全く影響を受けずアレルギーを起こさない犬アレルギー患者はたくさんいる、ということなのです。

 

また、ある程度飼い方に工夫をし、対策をとれば、アレルギー症状を押さえて犬と共存することができ、周囲から犬を全くのゼロにしなくてもうまくいく場合がある点に救いがあるといえます。


アレルギーが起こる原因

犬のアレルギーの症状を引き起こしているものの主な原因は、犬の毛とフケです。

 

犬の体内で作られている、犬アレルギーの原因となる物質が鼻水や唾液として体内から出て人に接触してしまう最も大きな因子である犬の毛。抜け毛は、犬種によっては細く軽いため、知らないうちに室内に舞うことも多く、それを吸い込んだことが原因で気管支炎を引き起こすことも少なくないでしょう。

 

また、犬のアレルギーを起こすと言われる人が最も多くアレルゲンとして反応してしまう物質でできたフケは、犬の歩行や身震いなどで簡単に飛散してしまいます。

 

自分が犬にアレルギーがあるかどうかは、抗体検査で調べることができます。猫にアレルギーがあるから、きっと犬もだめ、と思っていても、もしかしたら犬にはアレルギーを起こさない可能性もありますから、検査をしておくことは大切です。

 

また、幼い頃は犬に強くアレルギーが出ていたときいていたから...と諦めていた人が、大人になって犬アレルギーの症状が出なくなり犬を飼えるようになっている例は少なくありません。

 

日本ではまだ少ないですが、海外ではアレルギーに対して抗体をつけさせる意味も込めて乳児期から犬と触れ合わせる家庭も多いようです。その結果アレルギーに対して強い子供に育つという一定の成果も出ているようですから、アレルギー体質の子供が多くなってきている現代、将来子供を犬のいる家庭で育てたいと思ったら、子供が幼いうちから家にわんちゃんを迎えるのも実は有効かもしれません。

アレルギーを減らす対策

犬のアレルギーが起こる原因である抜け毛やフケを少しでも減らすことで、アレルギーを発症しにくくし、一緒に生活できる場合もあります。

 

まず、一番の方法としては、抜け毛の少ない犬種を選ぶことです。犬は季節ごとに、環境に適した被毛をまとう性質があります。

 

特に抜け毛の多い毛の生え代わりの時期を、換毛期と呼びます。春には、夏の暑さに耐えるため夏毛に、秋には冬の寒さに耐えるため冬毛に生え変わりますので、特に換毛期の始まりだす5月や9月の抜け毛は量もかなりのものとなります。

 

毛の抜けない犬種を選ぶことで、抜け毛の対策ができるといえるでしょう。また、室内でもなるべく服を着せてやることで、犬と人が触れ合う面積を減らすことができ、アレルギー発症の予防にもなります。

 

また、犬のフケに関しては、しっかり手入れをしてやることが対処法となるでしょう。ブラッシンクを怠らず、月に1回はトリミングに連れていき、シャンプーをしてもらいましょう。

 

犬の体が清潔に保たれれば、犬自体も、毛玉が原因で引き起こされる皮膚炎などから守られ、健康でいられることにもつながります。目ヤニなど、目につきやすい犬の汚れを整えてあげるときは、ついでに軽くブラッシングをしてやることなどを習慣にしてあげましょう。

アレルギーの出にくいおすすめ犬種ベスト3

3位:ミニチュアシュナウザー

性格は甘えん坊な子が多いことで有名な犬種です。抜け毛がありませんので、トリミングが大切です。人間に対して友好的な子が多く、しつけなども比較的簡単に覚えられる子が多いのも特徴です。よく食べてよく遊ぶ元気いっぱいな犬種です。

 

2位:ヨークシャテリア

人生で毛色が7回ほど変わると言われており、動く宝石とも呼ばれる犬種です。幼犬期は、黒と茶色の色合いですが、そこから色がシルバーやホワイト寄りに変わっていったり、この犬種独特のスチールブルーという美しい色合いにも変化します。色の変化がどこで止まるのか、というのも個体によって違うため、成長を目で見ても楽しんで育てていける犬種です。

 

元々は猟犬として働いていたので、性格はやんちゃな子が多いですが、家族への愛情深さはしっかり持っており、意外とお外に出ると震えてしまう、内弁慶な子も多いようです。抜け毛はありません。

 

1位:トイプードル

抜け毛がなく、人にも他の動物にも友好的です。

 

また、トイプードルは犬がかかりやすいといわれる皮膚系の病気にも比較的強いと言われ、人がトイプードルにアレルギーを起こしにくいだけでなく、トイプードル自身もアレルギーを引き起こすことが少ないのです。

 

また、トイプードルはしつけも入りやすい初心者にもおすすめで有名な犬種です。
毛色には、レッド、アプリコット、ホワイト、モカ、ブラウン、シルバー、ブラックなど様々あります。女の子はお転婆、男の子は甘えん坊、という傾向があるようです。

まとめ

アレルギーについてもしっかり知り、適切な犬種を選んでしっかりお世話をしていくことで、閉じられていたドッグライフの扉が、少しだけ開いてきませんでしたか?

 

もし、「わんちゃんを飼おうかな」と思ったら、ペットショップやブリーダーさんのもとでしっかりわんちゃんを抱っこして、相性を見ることも大切です。

 

また、病院で血液検査を受けて、しっかり最後までわんちゃんのお世話ができるかどうか、自分の胸に問うことも大切です。

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